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新しい生活様式の中での人間関係とトラブル対策(戸田有一:大阪教育大学教育学部教授)#子どもたちのためにこれからできること
インターネットによるコミュニケーションの光と影は、かねてより指摘されていました。しかし、現在の事態はこのコミュニケーション方式を、最大限活かさないと乗り切るのが困難な模様です。私たちは、現在のコミュニケーションの問題点を見据えつつ、子どもにどんな支援ができるでしょうか。教育心理学と発達心理学が専門の戸田有一先生にお書きいただきました。
1. 新しい生活様式の中での人間関係 ここ数か月、テレビで観
遠隔心理療法のエビデンス(福島県立医科大学医学部健康リスクコミュニケーション学講座 助教:竹林由武)
covid-19の感染拡大に伴い、遠隔心理療法のニーズが急速に高まっています。その中で、心理療法をオンラインで実施して問題ないのか、迷っている専門家も少なくはないと思います。そこで、遠隔心理療法について、covid-19の感染拡大後にインターネットを通じて積極的な発信をされてきた竹林先生に「遠隔心理療法」のエビデンスというテーマでご寄稿いただきました。
はじめに 遠隔心理学(telepsych
コロナ禍に映し出された教育と社会の歪み ~子どもたちの未来のために取り組むべきこと~(越智康詞:信州大学教育学部教授)#子どもたちのためにこれからできること
子どもの教育には多大な影響が及び、先行きも不透明な現在。その中で教育現場が置かれている様々な問題点も、明らかになってきたように感じます。教育と社会とのかかわりを研究している越智康詞先生に、今の社会の教育状況について、ご執筆いただきました。
コロナ禍は、私たちが生きるこの社会にさまざまな問いを投げかけている。本エッセイでは、混沌とした世界から聞こえてくる騒めき(徴候)に耳を傾け、問題点を整理した
学習の自律性を育てる~コロナ禍をスプリングボードに~(速水敏彦:中部大学人文学部特任教授)#子どもたちのためにこれからできること
学校が長く開かれなかったことで、子どもたちは家庭学習を余儀なくされました。その中で、子どもに毎日学習させることが、如何に難しいことかにも、スポットが当たったように思われます。今の状況下から、子どもたちの学習を進めるために、重要なことは何でしょうか。教育心理学がご専門の速水敏彦先生にお書きいただきました。
1. コロナ禍の下での子どもの行動の特徴 多くの小・中・高校では今年3月に臨時休校とな
子どもたちはゲームやインターネットの世界で何をしているんだろう?(関 正樹:大湫病院児童精神科医)#子どもたちのためにこれからできること
「ゲーム・ネット・スマホとどう付き合うか」(吉川 徹 先生)に続く、ゲーム・ネットと子どもたちについての第2弾です。ゲームやインターネットに熱中している子どもに対して、大人はどうしても不安を感じてしまいがちです。その背景には、ゲーム・ネットの世界や、また、子どもたちがその世界をどう楽しんでいるのかを、大人の側が知らないこともあると思います。今回は、児童精神科医の関正樹先生に、ゲームやネットの世界の
もっとみる今こそポジティブ心理学(島井哲志:関西福祉大学心理科学部教授)#子どもたちのためにこれからできること
暗い気持ちになろうと思えば、いくらでもなれそうな今日この頃。それでも、光差す方に人は顔を向けるもの。ポジティブ心理学の研究を専門とする島井哲志先生に、今こそその意義についてお書きいただきました。
感染症の時代に生きる子どもたち 私は、ポジティブ心理学を活かして、人々のウェルビーイングに寄与したいと考えています。そのウェルビーイングは、精神的幸福の側面だけではなく、身体的健康の側面も含まれています