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記事一覧
肯定を肯定する文学の力~岸政彦を読んで考える~(木股知史:甲南大学名誉教授)#不安との向き合い方
昔から文学は人の心を救ってきました。不安にかられたとき、物語や小説に心救われた方は少なくないでしょう。文学にはなぜ、そのような力があるのでしょうか。読者との間にどのような働きがあるのでしょうか。近代日本文学の研究者、木股知史先生にお書きいただきました。
文学が人間に救いや希望を与えるということはどういうことなのか。具体的な事例を通して考えてみたい。
社会学者の岸政彦氏に『断片的なものの社
【ケース3紹介!】ズバッと解決ファイル4U ~登場人物の気持ちを理解することが難しい子~(阿部利彦:星槎大学大学院教育実践研究科教授)
前回のケースでは「時計の問題で混乱してしまう子」の事例と支援をご紹介しました。今回からまた新たなケースがはじまります!新たなケースは「登場人物の気持ちを理解することが難しい子」です。
本記事は阿部利彦先生によるケースのご紹介です。それでは以下より、本編スタートです!
「ズバッと解決ファイル4U」の連載もいよいよ本ケースで最終回となりました。最終回のテーマは国語、それも物語文の読みにつまずきがあ
子ども虐待への不安~求められる親子のニーズに敵った早期支援(増沢 高:子どもの虹情報研修センター研究部長)#不安との向き合い方
自宅にいることが増え、家族の重要性とともに、危険性もクローズアップされてきました。また、人との接触を避けることから、困難を抱える家庭への支援が届きづらくなっている状況もあるようです。そのような中、日本社会の深刻な問題である子ども虐待は、どのようになっているのでしょうか。どのような支援が可能でしょうか。子ども虐待及び、非行・暴力などの思春期問題に対応している、子どもの虹情報研修センターの増沢高先生
もっとみるパンデミックと子どもの不安(田中 哲:子どもと家族のメンタルクリニック やまねこ院長)#不安との向き合い方
大人から見ると、とるに足らないのではないかと思えるようなことにも、子どもは大きな不安を抱き、心押しつぶされる思いでいることがあります。大人さえ不安を募らせる現在の特殊な状況が、子どもの心に与えている影響は、無視できないものとなっているでしょう。子どもの不安を大人はどう理解し、対応することができるでしょうか。児童精神科医の田中先生にお書きいただきました。
不安にならない子どもはいない 子どもの発
メンタルヘルス対策としての運動の必要性~COVID-19下、運動不足解消への豆知識~(種市摂子:合同会社Ridente産業医事務所 精神科専門医)
日頃から気になる運動不足。外出自粛や在宅勤務でより運動不足の方もいらっしゃるかもしれません。今回は産業医の種市先生に、運動とメンタルヘルスの関係、そして継続のコツについてお教えいただきます。
テレワークで運動不足の方が増えていますが、皆さんは、何か運動されているでしょうか?
近年、抑うつと運動との関連が数多く報告され、運動による抑うつの予防や改善効果は強固なものとなっています。一方、運動と
スポーツにおける困難の乗り越え方(上野雄己:東京大学大学院教育学研究科附属 学校教育高度化・効果検証センター 特任助教)#不安との向き合い方
スポーツの試合や競技会では、それまでどんなに練習し、体を鍛えても、心理的なことが原因で、自分の力を十分に発揮できないことがあります。選手たちは心に大きな影響を及ぼす不安を、どのように乗り越えようとしているのでしょうか。スポーツ心理学などを研究されている上野先生に、選手の不安についてチームスポーツまで視野に入れ、多くの人に応用できる考え方をお書きいただきました。
はじめに
新型コロナウィルス感