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記事一覧
子どもの自立を考える(田中陽子:九州保健福祉大学准教授)#出会いと別れの心理学
子どもが親から心理的に、そして経済的にも離れていく自立というもの。以前は、互いに強くぶつかり合い、葛藤しながら別れていくというイメージがありました。今の親子には、そのように衝突し合う姿はあまり見受けられないのではないでしょうか。変わってきた親子関係の中、子どもの自立をどうとらえ、かかわってゆけばよいのか、臨床心理学がご専門の田中陽子先生にお書きいただきました。
実は、別れにもコインのように表と
一期一会の光(神野紗希:俳人)#出会いと別れの心理学
五七五で、様々な時代の様々な人々の、多彩な心模様をくみ取ってきた俳句の世界。俳人の神野先生に出会いと別れの俳句をテーマに、この状況下で思うことをお書きいただきました。
「であわなければ、よかったのに!」
保育園まで、大人の足で歩けば10分ほどで着くはずなのですが、5歳の息子と一緒だと、30分以上かかります。やれ蟻がいた、やれたんぽぽが咲いていると、5mごとに興味をひくものがひしめき、なかなか歩
アニメーションの出会いと別れ(横田正夫:日本大学特任教授)#出会いと別れの心理学
日本を代表する文化として世界中に知られるアニメーション作品では、どのような出会いと別れがあるでしょうか。アニメーションを心理学の知見から考察し続けている横田正夫先生に、印象的な出会いと別れについてお書きいただきました。
印象的な別れ 日本のアニメーションでは心の繋がりが強調され、出会いと共に心の繋がりが成立するものが多い。そうした中で別れは避けられるべきもののようになっている。しかし、そうした中
コロナ禍の現代に回帰するウルトラマンのメッセージ(神谷和宏:中学教諭・批評家)#出会いと別れの心理学
絶体絶命の危機にさっそうと現れ、人々を救い、ある日去っていく。特撮やアニメで繰り返し描かれて来たヒーローとの出会いと別れについて、ウルトラマン研究で著名な神谷和宏先生にお書きいただきました。
はじめに
1966年に放映開始され、今年2021年に55周年を迎えた『ウルトラマン』シリーズ。各作品の最終回ではウルトラマンたちが別れ際に人間たちにメッセージを伝えたり、あるいは人間の方から、去りゆくウル
おさなごころの出会いと別れ(大竹直子:臨床心理士・公認心理師)#出会いと別れの心理学
幼い頃の記憶は、人によって差があります。保育園の頃のことは、ほとんど覚えていないという人もいます。そんな頃の出会いと別れは、子どもの心に、また将来にどのような影響を及ぼすのでしょうか。その際、周囲のおとなたちによる大切なかかわりとは何でしょうか。保育カウンセリングがテーマの著書をもつ大竹直子先生にお書きいただきました。
タロウくんの「出会い」と「別れ」
「おさなごころの出会いと別れ」というテー
大人になった教え子たちへ(樺澤徹二:高崎経済大学学生サポートセンターカウンセラー・臨床心理士)#出会いと別れの心理学
入学式や卒業式で校長先生のお話を聞く。教室で先生のお話を聞く。誰しもが体験してきたことです。
そんな児童生徒だった私たちが、先生や校長先生たちと同じくらいの歳になったとき、かつての先生や校長先生は、大人になった私たちに、どのようなことを語りかけてくれるでしょうか。
群馬県で校長先生を務められていた樺澤先生に、いま、大人になった教え子たちに伝えたいことをお書きいただきました。
はじめに
今回のテ