「こころ」のための専門メディア 金子書房
「こころの健康」のための情報発信や、心理検査を開発・販売しています。
そのほか、中の人…
記事一覧
出会いと別れの心理学(杉渓一言:日本女子大学名誉教授)#出会いと別れの心理学
人は日々に出会いと別れと繰り返しながら、それぞれの人生を紡いでいます。その織りなす綾を、長年にわたって見続け、体験を通して研究されてきた心理学者杉渓一言先生に、今、出会いと別れについて思うことを自由にお書きいただきました。
月一回、朝日新聞に掲載される瀬戸内寂聴さんのエッセー「残された日々」を楽しみに読んでいる。最近の寄稿の冒頭に、「人間、百歳まで生きることは、なかなか大変だと思い知った」とあ
【第1回】今の子どもたちへの危機感(半田一郎:子育てカウンセリング・リソースポート代表)連載:子どものSOSの聴き方・受け止め方
はじめに
この度、SOSの聴き方受け止め方というテーマで連載させていただくこととなりました。非常に深いテーマですので、私なりの問題意識や経験に基づいて、意味のある内容をお届けできるように努めたいと思います。
実は、このテーマで連載させていただく背景には、私なりの危機感があります。まずは、その危機感についてお話しさせていただこうと思います。
子どもの自殺数が増加
日本の自殺者数は、平成10
発達障害臨床のアセスメントに投映法を活用するために【後編】「認知-行動」と「今と未来」をつなぐ視点(明翫光宜:中京大学心理学部 教授)#臨床家が本音で語る 発達障害アセスメント #金子書房心理検査室
本特集では、発達障害臨床のアセスメントに投映法を活用する視点について解説しております。【前編】は投映法の考え方について解説いたしました。【後編】は、発達障害臨床における投映法の活用の仕方について、読者の皆さんは専門家に限らないということを念頭におきつつ、紹介していきます。
投映法解釈における発達臨床的視点
まず前回のおさらいから出発いたしましょう。投映法における解釈という意義では以下の2点に