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転機の心理学

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年度末を迎え、また新たな出発となる四月となるにあたって、転機というテーマに関連した、私たちの心について、さまざまな人にお書きいただきました。
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記事一覧

大切な人を亡くした人に贈る言葉(めぐみ在宅クリニック院長:小澤竹俊) #転機の心理…

1.はじめに なぜ大切な人を亡くすと悲しくなるのでしょう?頭ではわかっていても、言葉で誰…

人生の転機における友人関係(福岡県立大学教授:吉岡和子) #転機の心理学

 人生において友人関係が変わるとき,どのようなことが起こるのでしょうか。また,そのとき私…

幼少期における子どもの転機-家庭から集団状況へ-(東京大学教授:遠藤利彦) #転機…

人生における初めての転機 言うまでもなく人は生涯過程において、様々な転機に遭遇し、その度…

カミングアウトと転機(文化人類学者:砂川秀樹) #転機の心理学

転機との二つの結びつき 同性が好きなこと、同性パートナーがいること、異性も同性も好きであ…

個人と世界の転換期(東京大学・国際日本文化研究センター名誉教授:末木文美士) #転…

個人の転換期――四住期の捉えなおし 2020年3月、ちょうどコロナで緊急事態宣言が発せられる…

大災害という望まぬ転機に(東北大学大学院教育学研究科教授:若島孔文) #転機の心理…

 転機、変動、変化。私たちは現在が苦痛であっても、現状を変えた未来を望まない傾向にある。…

発達障害の当事者としての転機〜あるいは休職のすヽめ〜(京都府立大学文学部准教授:横道誠) #転機の心理学

 2019年3月、不眠障害がきわまり、鬱状態が深まっていた私は、大学を休職することに決めた。以前から「もしや」と疑っていた発達障害の検査を受け、休職を始めた4月に発達障害の確定診断を受けた。  勤め先の同僚たちにも、休職をした経験のある教員は何人かいたものの、じぶん自身がそのようなことになると想像したことは、過去に一度もなかった。休職期間が始まってみると、時間があまりにゆっくりと進むのに驚いた。それまでの私は毎日欠かさず大学に通っていた。コロナ禍が始まるよりも前のことだ。土

未来を切り拓く:転機への適応とキャリア形成の秘訣(ユースキャリア研究所代表:高橋…

何度も訪れる転換期 キャリア心理学における「転機」には、いくつかの考え方がありますが、こ…

転機が自己形成や人生に与える心理学的な仕組み(近畿大学教職教育部教授:杉浦健) #…

はじめに 誰しも人生を振り返ったとき、自分が大きく変わったきっかけや出来事、その出来事が…