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誘惑する心理学~社会との不都合な関係~

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科学の発展は様々な恩恵をもたらした一方で、数多くの問題を引き起こしました。心にまつわる学問は、果たしてそれと無縁でいられたのでしょうか。本特集では、過去に心にまつわる学問が引き起…
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記事一覧

主体性とはイデオロギーではないだろうか(東京農業大学教職・学術情報課程准教授:鈴…

文部科学省の平成29・30年告示小・中・高等学校『学習指導要領』に「主体的・対話的で深い学び…

優生思想と伴走した知能検査(立命館大学総合心理学部教授:サトウタツヤ) #誘惑する…

学問が社会のためになる、ということに反対する人はいないだろう。 役にたつことだけが学問で…

「AS」のある「女性」と社会との関係(お茶の水女子大学生活科学部心理学科助教:砂川…

 「自閉スペクトラム」(Autism Spectrum,以下AS)あるいは「自閉スペクトラム症」(Autism…

転向療法のこれまでと今(鳴門教育大学大学院心理臨床コース教授:葛西真記子) #誘惑…

1. はじめに現在、LGBTQ+やSOGIという言葉が広く知られるようになり、人間のセクシュアリティ…

偏見研究のその先―差別と向き合う心理学へ(三重大学教育学部准教授:栗田季佳) #誘…

差別(種々のイズム e.g., レイシズム、セクシズム、エイブリズム)をテーマとする心理学にお…

こころの健康を社会政策レベルで守ることを、倫理学からどう見るか(学習院大学法学部…

はじめに:健康は大事である 私たちは一人ひとり、人生において大事にしているものに違いが…

心の支援を面接室の外の世界に広げよう(京都大学学生総合支援機構教授:杉原保史) #誘惑する心理学

1.面接室内で完結する心の支援心の支援にはいろいろなものがあるが、最もオーソドックスな形は、クライエントとセラピストが面接室という密室で継続的に会って話をするという形のものだろう。個人心理療法と呼ばれるこうした心の支援では、面接室でのセラピストとの対話を通して、クライエントの心理状態や性格や行動傾向を肯定的な方向に変化させることが目指される。 セラピストは、面接においてクライエントから情報収集し、面接におけるクライエントの振る舞いを観察し、場合によっては心理テストをして、ク

批判心理学への招待:心理学化した新自由主義社会における研究と人間の福祉【後編】(…

前編はこちら:https://www.note.kanekoshobo.co.jp/n/nd9331e88f8c0 2. 批判心理学の展開2-1…

批判心理学への招待:心理学化した新自由主義社会における研究と人間の福祉【前編】(…

後編はこちら:https://www.note.kanekoshobo.co.jp/n/ncc58ba42a09a 1.心理学が抱える諸問…

カートライトの「ドラペトマニア論文」と精神医学における価値の相対化(京都大学大学…

はじめに2023年春、新型コロナ感染症の流行が収束し、人々の日常が戻りつつある中、私は鬱屈と…

概念と将来予測と就活と(早稲田大学文学学術院教授:小塩真司)#誘惑する心理学

企業が大学生の新卒採用を行う際に,特に重視する内容として昔からよく挙げられるのが「コミュ…

インターネットを活用した自殺予防実践は良きパターナリズムと言えるのか?(和光大学…

本稿で論じること/目的 本ページへのアクセス増を目的に、やや煽情的なタイトルをつけさせて…