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こころのSOS

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身近な人の心のSOS、また自分の心のSOSに、どうやったら気づくことができるでしょうか。どうやったら人に助けを求めることができるでしょうか。周囲の人にできることは何でしょうか。こ… もっと読む
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社会に出る前のこころのSOS——二極化するポストコロナの学生像(文化学園大学教授:…

 多くの大学には「学生相談室」といった名称の相談窓口があります。私も相談室のカウンセラー…

ずっと伝えたかったこと(文筆家:僕のマリ)#こころのSOS

 31歳のいま、なんとなく不調が続いている。そのことに気づくまで、いや、認めるまでにかな…

他者のサポートと自分の安定を両立するために(子育てカウンセリング・リソースポート…

 身近な人からのSOSあったときに、その人をサポートすることは、自分自身にとって様々な負担…

心のSOS:アタッチメント理論から紐解く(日本女子大学カウンセリングセンター専任研…

心のSOSのサイン 私たちは、身体からのSOSについては、「発熱」「痛み」などを通して、比較的…

ひきこもりきる生き方に伴走する支援(宮崎大学教育学部教授:境泉洋) #こころのSOS

1.ひきこもり今昔 ひきこもりは2000年ごろから注目されるようになった状態像です。その当時…

妊娠、出産、産後のこころのSOS(臨床心理士・公認心理師:蔵あすか) #こころのSOS

 妊娠、出産、産後における母親の身体的精神的な不調は、よく知られるようになってきたのでは…

こころの不調に気付くということ(明治学院大学心理学部教授:西園マーハ文)#こころのSOS

 以前、大学病院の精神科に勤務していた頃、毎日、外来には多くの新患の方が訪れ、また多くの方が入院の順番を待っていた。このため、当時は、精神の不調を来たした方は皆、積極的に治療を求めていらっしゃるような気がしていた。  しかし、その後、地域の保健センターでの産後メンタルヘルス業務に関わるようになり、保健師さんが、乳児健診で発見したうつ状態の母親を「どうやって受診させるか」にいかに苦慮しているかを目にするようになった。このような経験を重ねるうちに、人々の精神疾患への向き合い方は

しんどくてもSOSを出せない子にスクールカウンセラーができること(大阪教育大学総合…

 筆者は「援助要請」、つまり助けを求める意識と行動について研究し、いくつか論文や書籍を発…

離婚や面会交流の狭間にいる子どものSOS(和光大学現代人間学部教授:熊上崇) #ここ…

 親が離婚した子どもは年間20万人になる。親が離婚する理由はさまざまであるが、渦中にある子…