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特集:立ち直る力

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今回の特集では「立ち直る力」です。近年注目を集めているこの力について、今回も専門家の先生方や著名な方々からご寄稿いただきます。
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記事一覧

自分を好きになれないという心理(川崎直樹:日本女子大学教授)#立ち直る力

 「自分を好きになれない」「自己肯定感がほしい」といった悩みを持つ人は多くいると思います…

ネガティブな口癖の影響とその改善(木部則雄:こども・思春期メンタルクリニック・白…

 クリニックや相談室には、「どうせ私なんか」「死にたい」など、否定的な言葉が口癖になって…

「歌のささやかな力」(渡邊芳之:帯広畜産大学教授)#立ち直る力

 非常勤で教えに行っていた看護学校の卒業式に出席して祝辞を述べてくれと言われたことがあり…

失くした恋の後に(仲嶺 真:東京未来大学モチベーション行動科学部特任講師)#立ち…

 失恋からの立ち直りについて書いてほしい。そのような依頼を受けた。二つ返事で引き受けたけ…

子どものレジリエンスを支えるものと支援の観点(藤野 博: 東京学芸大学大学院教育学…

1.レジリエンスとは? 困難で脅威的な状況にあってもうまく適応する過程・能力・結果を「レ…

きちんと謝れば対人関係はよくなるのか(大坪庸介:東京大学大学院人文社会系研究科准…

「誠意を見せろ」と言われるとき(1)もめごとは避けられない  どんなに注意深く生活してい…

アスリートたちのオリンピックへの挑戦東京2020大会で交錯した光と影(幸野邦男:山梨学院大学カレッジスポーツセンター副センター長)#立ち直る力

アスリートにとってのオリンピック 東京オリンピックをめざして個人の人生を賭けてきたアスリートも少なくはない。1年の大会延期がオリンピックをめざすすべてのアスリートのトレーニングスケジュールとメンタルヘルスに影響を与えたことは、世界各国でニュースに取り上げられ、いまだ記憶に新しい。何年にもわたり過酷なトレーニングに取り組んできたアスリートは、当然、東京オリンピック時点にピークをあわせてテーパリング(*註1)をしているはずで、築き上げてきたキャリアのラストスパートをここに当ててす

アドラー心理学と心の立ち直り(向後千春:早稲田大学人間科学学術院)#立ち直る力

 私の大学では今頃の時期に、2年生が3年次から始まるゼミの所属先を決めていきます。今の2…

立ち直る力〜VUCA(ブーカ)時代を生き延びるために〜(布柴靖枝:文教大学人間科学部…

 生きていると、実にいろいろなことが起こります。  どんなに細心の注意を払っていても大き…

自分に残された時間がわずかだと知ったとき(清水 研:がん研有明病院腫瘍精神科部長…

 現代人の多くは、日々生きていくこと、生き続けることを当然と思って毎日を過ごしている。人…

「立ち直る力」を育てる親のかかわり(小関俊祐:桜美林大学リベラルアーツ学群准教授…

 2020年4月の緊急事態宣言により、多くの学校が休校となったり、会社も自宅からのリモートワ…

つながりが、前を向かせてくれる(荒井弘和:法政大学文学部教授)#立ち直る力

 私は、スポーツメンタルトレーニング指導士 (日本スポーツ心理学会が認定している資格です) …

失語のある人の言葉を取り戻す支援(竹中啓介:我孫子市障害者福祉センター)#立ち直…

失語とは 大脳には、言語中枢と呼ばれる言語の機能を司る場所がいくつかあります。これらの言…

無気力の正体を知って、無気力から立ち直ろう!(櫻井茂男:筑波大学名誉教授)#立ち直る力

無気力の正体とは これまでの研究によれば、無気力の根本的な原因は3つあります。それらは①無力感、②絶望感、そして③無目標です(拙著『無気力から立ち直る(近刊)』をご参照ください)。  無力感とはストレスフルでいやな状況を自分の力では改善できない(自分ではどうしようもない)という気持ちのこと、絶望感とは将来もそうした無力な状態が続くであろう(将来に期待がもてないであろう)という気持ちのことです。そして無目標とは文字通り、目標がもてない状態です。目標がもてなければやる気は湧いて