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《書籍の序文をまるっと無料公開シリーズ》 自分の困っていることを、みんなで「研究」しよう! 子どもたちが変わる「自分研究」とは?
書籍の序文をまるっと無料公開シリーズ
現在、学校教育の世界では、発達障害をはじめ特別な支援が必要な子どもたちが注目を集めています。2012年の文部科学省の調査では、全国の公立小中学校の通常学級に在籍する児童生徒のうち、発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする小中学生が6.5%に上ることが明らかになっています。
そんな特別な支援ニーズを持つ子どもたちにとって、自身がどんな特徴を持つ
職場における孤立と孤独:COVID-19が変えたもの,変えなかったもの(筑波大学人間系心理学域准教授:大塚泰正) #孤独の理解
COVID-19の感染拡大がもたらした働き方の変化 数年前までの日本では,皆が会社に出社して顔を合わせて仕事をすることが一般的でした。しかし,COVID-19の感染拡大により,日本でも何度か外出を制限する緊急事態宣言などが発出される事態になり,多くの職場ではそれまではあまり一般的ではなかった在宅勤務が急速に導入されることになりました。2020年度入社の方のほとんどは,しばらくの間はオンラインでしか
もっとみるアラスカの無人島で過ごした四日間(著述家・編集者・写真家:山本高樹) #孤独の理解
アラスカの自然や野生動物を生涯を通じて撮影し続けた写真家、星野道夫さんは、自身の著作『長い旅の途上』の中で、南東アラスカで森林局の山小屋に滞在する旅の方法を紹介している。
南東アラスカには、入り組んだフィヨルド地形の海岸沿いに、世界最大規模の温帯雨林を擁するトンガス国立森林公園が連なっている。森林公園の中には、森林局が管理する百五十軒以上の無人の山小屋が点在していて、予約が空いていれば、それ
【第8回】ダブルバインドを面接でどう使うか~多量服薬から過呼吸になった女子高生の事例から③~(吉田克彦:合同会社ぜんと代表) 連載:家族療法家の臨床ノート―事例で学ぶブリーフセラピー
前回まで2回続けて、女子高生Aさんの面接について紹介しました。今回も同じ面接の続きです。Aさんが相談室からいったん退出して、廊下にいた母親が相談室に入ってきました。廊下に出て、母親を呼ぶAさんの表情は面接前の暗い表情から一変し、笑顔になっていたので母親はとても驚いたようです。
寮から実家に帰ってきているAさんをどのタイミングで寮(学校)に戻してよいのか、母親は悩んでいました。それに対して、ど
孤独と迷惑(金城学院大学人間科学部教授:北折充隆) #孤独の理解
人間がもしも、ネコのように単独行動をとる種であったならば、地球上でここまで繁栄することはできなかったでしょう。確かに自由を謳歌できるかもしれませんが、生き残って種を残していくためには、ひたすら健康で、強くあり続けるしかありません。食べ物も自分で探さねばなりませんし、見つけた食べ物を横取りされても、誰にも助けてもらえません。歳を取って体力が落ちたら、座して死を待つだけであり、すべて自分で何とかしな
もっとみる自己を危険にさらす働き方:Self-Endangering Work Behaviorという問題(横山和仁:国際医療福祉大学大学院 医学研究科 公衆衛生学専攻 教授)#金子書房心理検査室
柔軟な働き方のひろがり わが国では、少子高齢化による生産年齢人口の減少や育児・介護との両立などを背景に、働く人のニーズが多様化しています。政府は、雇用機会の増大や労働者が意欲や能力を十分に発揮できる環境づくりを重要な政策課題として捉え、個々の状況に応じて多様な働き方を選択できる社会の実現に向けた取り組みを掲げています。 また、テレワーク、副業、フリーランスなどの柔軟な働き方の推進、新しいワークスタ
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