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心機一転・こころの整理

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春は始まりの季節。心機一転、いいスタートを切りたいものです。しかし、気がつくと、いつまでも過去の嫌なことを思い返していたりしないでしょうか。忘れようとしても、嫌な記憶は心の隅に残… もっと読む
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記事一覧

絶望を希望に変えるためには(立命館大学総合心理学部教授:岩壁茂) #心機一転心の整…

希望を失うこと 夢が叶わない、目標が手に入らない、と分かったとき、または、自分が大切にし…

節目のスタートから心の動きを見つめる(子育てカウンセリング・リソースポート代表:…

 新学期や新年度、新しい部署への配置換え、引っ越し、病気の回復など、人生には様々な節目と…

家族のこころの問題の整理(岩手大学教授:奥野雅子) #心機一転心の整理

 家族のこころの問題を整理したいという想いはすべての人にあるのではないでしょうか。やはり…

「後悔」の正体(東京カウンセリングセンター所長:菅野泰蔵) #心機一転こころの整…

性格という神話 心の整理には時間がかかるという。それはつまり、自分に起きた嫌な出来事につ…

不登校の子どものこころの整理~作文による自己対話を通して~(教育支援センター(適…

 不登校の子どもたちが通う教育支援センターでの勤務も20年を超え、出会った不登校の子どもの…

自分のレジリエンスに気づくために(お茶の水女子大学准教授:平野真理) #心機一転…

 日本に暮らす多くの人にとって、新しい年度がはじまる春は、“気持ちを切り替えて、前に進む…

過去を抱え、未来を生きる(文教大学人間科学部教授:須藤明) #心機一転こころの整理

 私の専門は、刑事裁判に付された被告人の心理鑑定です。刑事裁判において責任能力の有無が争われる場合、精神科医による精神鑑定が行われることは、よく知られています。一方、心理鑑定はどうでしょうか。専門的には情状鑑定と呼ばれていますが、被告人に責任能力があることを前提としつつ、犯罪に至る過程や動機形成について、心理学を柱とした人間行動科学の知見を活用し、行為の合理性や不合理性の両面から光を当て、分析していく活動です。そうした鑑定が求められるのは、「動機が分かりにくい」、「知能やパー

生活習慣からこころを変える(広島大学名誉教授:町田宗鳳) #心機一転こころの整理

無自覚な生活習慣の悪影響 現代人が心落ち着かせることは、並大抵のことではない。何しろ一日…

「早く忘れた方が自分のためだよ」?(早稲田大学文学学術院准教授:森山至貴) #心機…

記憶と感情を堰き止めさせる言葉とんでもなく恥ずかしい失敗をしてしまったとか、信じられない…

子どもの頃の評価に囚われているあなたへ —あなたは自分のことが好きですかー(東京…

あなたは自分のことが好きですか「あなたは自分のことが好きですか?」 「あなたは自分に自信…

報われなかったという思いをどうするか~期待の「あきらめ」と自分の思い~(龍谷大学…

報われない気持ち 私の方が仕事をしたのに、どうしてこんな評価なのであろう。今までこんなに…

「ながら気晴らし」で繰り返す嫌な考えから距離をとる(早稲田大学文学学術院講師(任…

日常生活の「気晴らし」モヤモヤした気分の時、私たちはどんなことをするでしょうか? 美味し…

消えない恨みはどう扱うべきだろう(精神科医:春日武彦) #心機一転こころの整理

恨みは単純な感情ではない 恨むとか恨みといった言葉には、どこか穏やかでないトーンが感じら…

忘れる術<すべ>(聖心女子大学現代教養学部名誉教授:高橋雅延)#心機一転こころの整理

忘れられないネガティブな記憶 人間なら誰にでも、嫌な記憶、つらい記憶、悲しい記憶があるはずです。そして、こういったネガティブな記憶を何とか忘れたいと思っている人も多いことでしょう。なかでも、災害や事故などの命に関わるような出来事を経験した場合、その恐ろしい記憶が理由もなく突然フラッシュバックしてしまうことがあります。そのために一種のパニック状態におちいり、日常生活を送るのに支障をきたすことも珍しくはありません。私の専門外ということもあり、ここではこのようなトラウマ記憶について